ブランドとは何を指すことだと思いますか?
ブランディングの法則22によると、お客さんの頭の中にことばを植え付けることだと述べています。
たとえば、遊園地と言えば、多くの方はディズニーランドorUSJを思い浮かべるのではないでしょうか。
これこそ、ブランドがたらしめるものなのです。
ブランディングの法則22を読むと、ブランドとは何か・どうすればブランドは作れるのかがわかります。
著者:アル・ライズ/ローラ・ライズ
アル・ライズさんは…
インディアナ州のデポー大学を卒業。ジャック・トラウトと共に、「アドバタイジング・エイジ」誌に連載した「ポジショニング時代の到来」で注目され、現代マーケティングの第一人者として知られるようになった。
Wikipediaより
コンサルティング会社を経営している実務家の本。
売れるもマーケ・当たるもマーケの共同著者でもあります。
ローラ・ライズさんは、アル・ライズさんの娘さんです。
ブランディング22の法則の要約:伸びるブランドと伸びないブランドの違い
伸びるブランドと伸びないブランドを見たコンサル会社経営者の著者が、数多くの事例とともに紹介しています。
アメリカの本なので、アメリカの事例が主ですが、ホンダなどの日本企業の事例もあります。
重要であることをまとめると…
- ブランドは絞れば、強力になる(収縮の法則)
- ブランドは消費者の頭の中に築かれるもの(言葉の法則)
- 品質の法則(品質は絶対じゃない)
- カテゴリの法則(ブランドの立ち上げには、カテゴリを売るべきだ)
- 変更の法則(ブランドは、メリットがない場合には変更しても良い)
- 寿命の法則(ブランドもやがて死ぬ)
特に言いたいことは、ブランドは頭の中で築かれるものだし、広げればブランド力は弱くなるということでしょう。繰り返し述べられていますから。
また、売れるもマーケ当たるもマーケ同様、一番手であるカテゴリで売れと述べています。
一番じゃなきゃ、大きな効力を発揮することができないと。
ブランディング22の法則の感想:ブランドの基礎を学べる本
1999年に発売された本なので、古い本ではあります。
著者もすでに亡くなっています。
しかし、今でも当てはまることが多いとうなずいてしまう場面が多い。
たとえば、本の中で散々
繰り返し述べられていますが、現代に置き換えても同じことが言えてしまうのですよ。
たとえば、マクドナルドが健康を考慮したメニュー「サラダマック」は失敗。
ユニクロは、スポーツ・ファミリー向けの服を売ろうとして、スポクロなどのブランドをつくりましたが、失敗しました。
また、任天堂は、ホテル経営・タクシー会社経営に失敗した過去があります。
多角化を図ろうとしてうまくいかずに撤退することは、ずっと繰り返し行われている失敗なんですね。
マクドナルドなら、健康を気にせずに食べますし、ユニクロは日常服。任天堂はゲームです。
恐ろしいほど、的を得ているんです。刺さりすぎてこわいですよ。
過去の事例がたくさん紹介されている本にも関わらず、未来にいるぼくらの心に響く内容であるから、法則と呼んでも差し支えないのではないでしょう。
ブランドの作り方・ブランドの伸ばし方も書かれているので、定期的に読み返したい本。
正直もっと売れるべき本だと思いました。
星のリゾート社長の星野佳路さんが、おすすめされているだけあると思いましたね。
ブランドの法則を読んだ人の声
Amazonレビューより、以下引用。Amazonレビューの評価は、星4です。
マーケティング22の法則と対をなす本。
個人的にはお気に入りだ。
内容は上記と長福するところもいくつかあるが、
無駄のない文面にサラッと読めて役立つ本。何かに詰まった時に、すぐ本棚に手が伸びる。
体系的にまとめた本を期待していたが、事例集にちかい。それも1事例が数ページにまとめられており、深く考察されている訳ではない。
アメリカの事例が多く、消費財の事例は私には馴染みの薄いものが多かった。
ブランディングという新しく広い分野であるからやむを得ないのかもしれないが、軽く読み流す感じの本である。
一番心に残ったのは、品質の良いものでなければブランディングは成功しないという点です。
広告をいくら頑張っても、ネーミングをいくらよいものにしても、品質が悪ければ片手落ちになってしまうのが印象に残っています。
確かに、ブランディングに成功しているところは、品質も安定していると思います
厳しい声もありますが、高評価が多かったです。
ブランドのすべてを事例とともに学べる
定期的に読み返したくなる魔力を持った本書。
ブランドを作るためには、オリジナティがあると一番手にカテゴリを売りこみ、消費者の頭の中に存在できるようにすると述べています。
スマホを買い替えたいと思ったときに、ファーウェイにしたいと考えるよりも、iphone・Androidに買い替えようと思う方のほうが多いではないでしょうか。
消費者の頭の中に、スマホ=iphone・Androidの図式ができているにほかなりません。
カテゴリを売り込んだ現代の好例は、アメーバブログでしょう。
ブログカテゴリを、文章を手軽に書ける使いやすさから、一般人から芸能人まで使うサービスになりました。
ブランド名であるアメーバブログと名付けたことも良かったでしょう。
事例は違えど、現代でも当てはまることが多い。まさに名著と呼ぶべき本です。
ブランドを作りたい、知りたい方であれば、満足する一冊であることを保証します。
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